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服地について
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服地の原料として、最も親しまれ用いられてきた獣毛繊維がウールです。
ここでは、ウールに関する基本的なことをおさらいしてみましょう。
ウールの品種
約3,000種いると言われる羊は、大きく3つのカテゴリーに分類することができます。
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メリノ種
メリノ種主にオーストラリアとニュージーランドに生息し、服地の大部分に使用される高品質ウールを生みだします。
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クロスブレッド(混血)種
チェヴィオット種英国原産でジャケット地などに使用される、チェヴィオットやブラックフェイスなどに代表される混血種。強く粗いウールが特徴です。
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その他
野生や、食肉用などの未改良品種です。
原料のスーパー表示
服地のスーパー表示は、糸番手とは違い原毛(羊毛1本)の太さを表します。
羊毛は、細く長くよく縮れたものがよいものとされています。
現在のIWTO基準は次の通りです。
- SUPER 80'S 19.75 micron
- SUPER 100'S 18.75 micron
- SUPER 120'S 17.75 micron
- SUPER 150'S 16.25 micron
- SUPER 200'S 13.75 micron
紡績
ウールは梳毛糸、紡毛糸のどちらかに紡がれた後に服地へ織り上げられます。
2つの糸は、原料だけでなく製法も大きく異なります。
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梳毛糸(ウーステッド・スパン・ヤーン)
細く長い羊毛を使用した糸。スーツ地の殆どが梳毛糸から織り上げられます。
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紡毛糸(ウールン・スパン・ヤーン)
太く短い羊毛を使用した糸。ツイードジャケットやフランネルなどに使用されます。