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ST. MARTINS

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今回は、週末のロンドン散策の続きをお届けします。
皆様ご存知の通り、車(特にクラシックカー)は私の少ない趣味の一つなのですが、実物と違ってモデルカーは手軽に購入・収集する事が出来る為、私にも英国時代から買い集めてきたささやかなコレクションがあります。
コベント・ガーデンからレスター・スクエアの方向に歩いて行くと、“St. Martins Lane”の95番地に、その名も“St. Martins(セント・マーティンズ)”というモデルカー専門店があるのですが(上写真)、私もロンドンに住んでいた時にはよく覗きに行きました。
英国だけでなく欧州中にその名を轟かすこのショップは、その豊富な品揃えとコレクションの質の高さに定評があり、毎日多くのファンが訪れます。
ところで、毎年少しずつ数は減っていますが、現在でもロンドン市内を歩いていると年季の入ったオールドカーを頻繁に見かけることができます。
下写真は、私が宿泊していたホテル横の路地に停まっていた“AUSTIN A35”。
1956年から1968年まで製造されていた立派な「クラシックカー」なのですが、こんな車が街に停まっていて全く違和感が無いのは、ロンドンの懐の深さではないでしょうか。

COVENT GARDEN

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ロンドンでの週末に市内を散策した際、コベント・ガーデンの方まで足を伸ばしました。
日本で言うと“裏原”のような、お洒落な店が多い若者に人気のスポットなので、ショップのウインドーを見ながら歩いているだけでも結構愉しめます。
中心にあるマーケットの横には、昨年リニューアルしたばかりの“ロンドン交通博物館”がありました(左上写真)。
今回は中には入らなかったのですが、無料で入る事ができるミュージアムショップ(右上写真)では、鉄道を中心とした様々な乗り物に関連したグッズを販売しており、子供へのお土産探しには最適です。
下写真は、その起源を1670年まで遡るマーケットの建物で、現在はショッピングアーケードとして使われています。
中にはレストランやカフェなどもあり、私も学生の頃はよく遊びに来たものでした。

MILLIONAIRE CASHMERE

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名門マーチャント“ハリソンズ オブ エジンバラ”の豊富なコレクションの中で、その頂点となる至高のジャケット地“ミリオネア・カシミア”が次の秋冬シーズンに向けてリニューアルされました。(詳しくはこちらから)
スペシャルプロモーションツール“レッドボックス”のお取扱店様においては、この新コレクションはカードサンプルでご覧いただけます(左上写真)。
また、新12色柄が追加され、全32の豊富な色柄で展開されるこの新コレクションには、意匠が変更されモダンプレミアムなイメージとなった新しいウーヴン・セルヴェッジ(織ネーム/右上写真)も用意されています。
下の写真は、プロモーション用に英国より送られてきた、“ミリオネア・カシミア”に使用されているものと全く同じ“ウーステッドスパン・カシミア(梳毛カシミア)”の原毛。
通常流通している“ウールンスパン・カシミア(紡毛カシミア)”と違い、ウールのように長いこの繊維は、織り上げられると比類の無い柔らかさと暖かさを生み出します。
私も今回初めてこの貴重な原毛に触れましたが、手の中で溶けてしまうようなもの凄く柔らかい触感にビックリ。
“ミリオネア・カシミア”は欧州の王族にもファンが多い事で知られていますが、皆様も是非一度この服地のクオリティーの高さを実際に触れてお確かめ下さい。
#“ミリオネア・カシミア”は、限定展開のプレミアムコレクションとなっております。カードサンプルの発送にしばらくお時間をいただきますが、ご容赦のほどお願い申し上げます。

HAKATA GION YAMAKASA

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私は現在出張中で、福岡から神戸に向かう新幹線に揺られています。
2泊した福岡は既に梅雨明けしており、30度を越える猛暑は完全に盛夏のものでした。
ちょうど博多は、来週の15日に767年の歴史を持つ有名な祭り“博多祇園山笠”のクライマックス“追い山”を控えており、街中には法被を纏った男衆が溢れ熱気で満ちていました。
左写真は宿泊したホテルの近くで展示されていた“飾り山笠”。
川沿いの柳の木の涼しげな佇まいが、暑さを一瞬だけ忘れさせてくれました。

VINTAGE ADVERTISEMENT

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今回は“MONO"ということで、前回の話題の中で触れさせていただいた古い雑誌広告をご紹介いたします。
前述の通り“ポートベロー・マーケット”に毎週土曜日出店している「ハドソンさん」は、幅広いコネクションを使い20世紀初頭のものを中心とした古い雑誌を発掘してきて、美しい絵や写真が使われた広告を切り出し販売しています。
オリジナルの広告には骨董品的な雰囲気と魅力があり、掘り出しもの探しは私のポートベローでの愉しみの一つです(一部コピー品もありますが、ちゃんと教えてくれます)。
左写真が今回購入した“ROLEX”のシリーズ広告で、右写真は“JAGUAR”の広告。(画像をクリックすると、大きなイメージがご覧いただけます)
“ROLEX"の方は1930年代、“JAGUAR”は戦後の比較的新しいものと推測されますが、年号の部分が隠れてしまっているので詳しくは紙枠を取らないと分かりません。
“ROLEX"のシリーズ広告は、ジャングル、高山、砂漠などの過酷な環境の中で実際にあった、同社の時計の堅牢さ、正確さを実証するエピソードを紹介するもので、私が今回購入したものは「ミラノ大学の教授が海の中に落とした時計が、しばらく経って発見された時も正確に時を刻んでいた」というストーリー。
他のシリーズも以前見たことがありますが、秀逸なアイディア広告に感心したものです。
“JAGUAR"の方は広告の右上に「EARL'S COURT STAND 157」の記載があり、当時アールズ・コートで開催されていたモーターショーに向けた広告であったことがうかがえます。
これらの広告をゴールドやシルバーのアンティーク調フレーム(額縁)に入れて飾ると最高に格好いいのですが、残念ながら私には未だに飾る場所が無く、中身ばかりが増えていく一方です。

PORTOBELLO MARKET

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今回はロンドンの週末の話題をお届けいたします。
以前に書かせていただいた通り、今回(本年2月)の英国出張はお取引先様のアテンドという任務があった為、金曜日はサヴィル・ロウのテーラー見学などを行なったのですが、週末はいつものように市内散策に出かけました。
まず向かったのは、ノッティング・ヒルの“ポートベロー・マーケット”。
この有名な蚤の市は毎週土曜日の一日のみ開かれており、世界中から多くの観光客が訪れますが、同じく有名なロンドン北東部の“カムデン・マーケット”と違い(こちらは古着などがメインの裏原系マーケットです)、アンティークの掘り出し物が多いことで知られています。
左上写真は最寄り駅である、セントラルラインのノッティング・ヒル駅。右上写真は駅から北方向に6,7分歩くと始まる路上マーケットの様子です。
実は私はロンドンの大学に行っていた頃、半年程このエリアに隣接するベイズウォーターという場所に住んだことがあります。
“ポートベロー・マーケット”まで徒歩約10分という好立地だった為、土曜日には友人達とよく散歩がてら繰り出したものでした。
さて、マーケットの出店には、歩行者天国の路上にある露店スタイルのものと、道路脇の建物内にあるブーススタイルのものがあり、アンティークの時計や家具などの高額商品はだいたい屋内のショップで扱われています。
私が学生時代から欠かさず覗く店の一つに、「ハドソンさん」の店があり(左下写真)、今回もお邪魔すると温かい握手で迎えてくれました。
こちらでは、氏が収集した20世紀初頭(1900~1950年)を中心とした雑誌から、美しい絵や写真が使われた広告を切り出し、紙枠に入れて販売しているのですが、これらをアンティーク調の額縁に入れて飾ると、なんともレトロな良い雰囲気が出るのです。
私はいつも欧州車の広告(アール・デコ時代のもの)を自分用に探すのですが、有名時計メーカー“ROLEX”の戦前のシリーズ広告(ストーリー別のもの)などは世界中にコレクターがいる人気アイテムだそうで、私も英国留学中に高校時代の先輩に頼まれ、「ハドソンさん」と50枚の大量買付け契約(少し大げさですが...)を結んだこともあります。
今回は“JAGUAR”の広告と、久しぶりに見つけた“ROLEX"シリーズの一つを購入しました。
こちらのショップは、マーケットのメインストリートを少し外れたウェストボーン・グローブ沿い(ポール・スミスのウェストボーン・ハウスの並び)にありますので、“ポートベロー・マーケット”に行く機会のある方は是非覗いて見て下さい。(ちなみに価格は1枚8ポンド=約¥1,600と元々リーズナブルですが、枚数をまとめれば値引きにも応じてくれます)
最後になりますが、右下写真はお取引先の若手テーラーさんと一緒に「駄目もと」で探していて見つけた、アンティークの“SHEARS(シアース=裁断士用大鋏)”。
私は数年前に見つけて以来(詳しくはこちらから)、何度探してもお目にかかったことがないレアアイテムなのですが、今回なんと「ハドソンさん」の露店がある建物の地下の店で発見しました。
20世紀初頭に作られたこの英国製の大鋏は全長約35cmの堂々たる風格ですが、交渉の末50ポンド(約¥10,000)で購入することに成功。
若手テーラーさんの旅の思い出となる品が見つかり私も非常に嬉しかったのですが、同時にマーケットでは諦めずに探す事が大切だと痛感させられました。

SAVILE ROW ④ HENRY POOLE -Ⅱ-

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1階奥にある階段を下りると、工房が広がっています(左上写真)。
勿論、こちらは基本的に部外者は立ち入ることが出来ないエリアで、世界中の王族、上流階級の洋服を仕立ててきた名門“ヘンリー・プール”の舞台裏と言えます。
右上写真は、同店が得意とする礼服の製造工程を説明していただいているところで、その傍らでは熟練職人の魔法の手が、流れるような動きで礼服を縫い上げていきます(左下写真)。
見学を終え1階に戻ると、ちょうど目に入ったスーツはハリソンズの定番クオリティー“フロンティア”で仕立てられたものでした(右下写真)。
弊社が取り扱っている服地が、このような名店で実際に仕立て上げられているのを見ると、いつも嬉しくなってしまいます。

SAVILE ROW ③ HENRY POOLE -Ⅰ-

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しばらく中断してしまいましたが、海外出張シリーズに戻らせていただきます。
今回から2回に分けて、“ハンツマン”の次に訪問した同じくサヴィル・ロウの名門テーラー、“ヘンリー・プール”について書かせていただきます。
こちらも数年前に一度お邪魔したことがあるのですが、1806年創業というサヴィル・ロウで最も長い歴史を誇る同店は、昭和天皇を含む世界中のロイヤルファミリーを始め、ナポレオンやウィンストン・チャーチルなど歴史的偉人の洋服を仕立ててきたことで知られています。
左上写真は1階にあるサロンの様子で、壁中に掛けられている各国の王室御用達証が目を惹きますが、その中には大正時代に贈られた日本帝国皇太子(後の昭和天皇)の御用達証もあります(右上写真)。
こちらのサロンでも、奥の裁断台でカッター(裁断士)が作業している様子を見ることができるのですが、無駄のない美しい動きに思わず見とれてしまいます(左下写真)。
今回案内していただいたのは、マネージングディレクターのフィリップ・パーカー氏(右下写真)。
とても気さくな方で色々と話が弾みましたが、“ヘンリー・プール”の歴史が書かれた貴重な本まで戴いたのには恐縮しました。
-続く-

GIRO DI KARUIZAWA 2008 ④ RESULT

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景観の素晴らしさで有名な“白糸の滝”を通る有料道路“白糸ハイランドウェイ”は、浅間山の麓に位置する峰の茶屋から旧軽井沢までの約10kmを結ぶ森の中の美しい景観道路です。
ここは私が軽井沢で最も好きな道路なのですが、毎回“ジーロ・デ・軽井沢”のルートに組み込まれており、今回は2日間の旅の最後に新緑の中を駆け抜けました(左上写真)。
そして、ゴール指定時刻に遅れることなく、無事に軽井沢プリンスホテルスキー場の駐車場の最終計測ラインを踏みました(右上写真)。
ゴール後は“フェアウェルパーティー”で最後のランチを愉しみ、2日目の各CP(チェックポイント)1~3位の発表と、総合入賞者(総合1位~6位)の発表を待ちます。
先日も書かせていただきましたように、各CPの1~3位に入るのは決して簡単なことではないのですが、前日の夜に3位を2つ戴いていたので「まだ幸運が続くかも!?」とコ・ドライバーの友人と少し期待もしていました。
ただ、前日の4CP向かう途中に渋滞に巻き込まれ、4分半という致命的な遅れが出てしまっていた為に総合で上位に行くのは難しそうで、「もし一ケタ台には入れたらすごいな!」なんて話していました。
そして表彰式が始まると...
なんと9・10CPでまた3位、最後の11CPでは2位と連続受賞!!
またまた2つのトロフィーをいただき、想像もしなかった好成績の連続に「これはもしや...」と思っていると、総合4位発表の時に「34号車!」の声。
左下写真が、総合4位受賞の模様です。
手前味噌ですが、これはクラシックカーのタイムラリー出場3度目(しかもコ・ドラの友人は初めて)のビギナーにとっては凄い快挙で、周囲の方々も驚きまた大変祝福していただきましたが、一番驚いたのは本人達でパーティーが終わり会場を出た後も興奮状態でした。
右下写真は2日目に戴いた3つのトロフィーで、真中が総合4位、右が11CPの2位、左が9・10CPの3位です。
今回は様々な好条件と幸運が重なった故の結果だったと思いますが、友人のW君と一緒にかなり一生懸命取り組んだのも事実で、2日間で戴いた合計5個のトロフィーと、「第7回ジーロ・デ・軽井沢 総合4位」のタイトルは私達にとって最高の思い出となりました。
2人ともいつもの生活に戻り、特にハードワーカーなW君は多忙な日々を送っていますが、「仕事も遊びも本気でやる」をモットーに、来年の“第8回ジーロ・デ・軽井沢”にまた一緒に出場できる事を今から楽しみにしています。 -終り-
(PHOTO: SPECIAL THANKS TO GIRO DI KARUIZAWA)

FUTSAL

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“ジーロ・デ・軽井沢”シリーズの途中ですが、今回はオフタイムの話題を一つお届けいたします。
一昨年の7月に私の企画で始まったフットサルチームについてはこちらでも一度書かせていただきましたが、先週の土曜で活動開始より満2年を迎えました。
コートが取れなかった1,2回を除けば、ほぼ月に1回のペースで集まってきましたが、年末などの忙しい時期には開催最低人数の10人ギリギリしか集まらないこともあり、幹事としてはそれなりに苦労もありました。
以前に比べて日常生活でも疲れにくくなったなどフィジカル面での変化も見られますが、なにより月に1回仲間で集まり、日常を忘れて汗を流す爽快さにすっかりはまってしまった事が続けて来れた1番の理由だと思います。
さて、今回は20人を越える参加者が、いつもの“MFP 味の素スタジアム”に集まりました。
参加者は私と弟の友人を中心に、そのまた友人と多様化してきているのですが、最近はお取引先でもあるオーダースーツ業界の友人にも参加していただいています。
英国でのテーラー修行経験があり、プレミアリーグ“チェルシー”の大ファンで知られるK氏は2度目の参加でしたが、今までフットサルをしていなかったとは思えないスタミナとテクニックで活躍(右上写真)。
今回初参加のA氏(左下写真)も同じく英国修行経験のある方で、学生時代はサッカー部に所属していたとの事で(今まで知りませんでした!)、キレのあるプレーを見せていました。
海外出張や仕入れ先の来日がある月は、かなりキツイ時もあるのですが、この月に一度の「大人の運動会」をこれからも頑張って続けていきたいと思います。