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SUMMER HOLIDAY 2007

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弊社は現在夏季休業とさせていただいておりますが、私は例年通り軽井沢に来ております。
特に何をしている訳でもないのですが、しばらく乗る機会のなかった愛車で、毎朝走りまわるのが楽しみの一つです。
いつも来ていると、毎回同じところにしか行かなくなってしまうものなので、今日はお知り合いに教えていただいた新しいスポットに行ってきました。
それは、最近脚光を浴びているホテル“星のや(旧星野温泉ホテル)”と、その外来用温泉“トンボの湯”などがある“千ヶ滝地区”の名の由来となっている“千ヶ滝”という滝なのですが、駐車場から山道を約20分かけて歩かないといけない立地の為か、有名な“白糸の滝”に比べると知名度はあまり高くありません。
しかし実際に行ってみると、緑溢れる山道は歩いていて気持ちよく、少し疲れた頃にようやく現れる滝(右写真)はなかなかの景観で、マイナスイオンが体を癒してくれるような爽快さでした。
訪れる人もそれ程多くないようですので、「人で一杯の観光スポットはやだ!」という方は、機会があれば是非一度行って見て下さい。

WEDDING & RECEPTION②

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式が執り行われた教会から徒歩で到着した一行は、まずはウェルカムシャンパンをガーデンで愉しみます(左上写真)。
気持ちのよい天気に恵まれたこの日は気温もちょうどよく、屋外の歓談にも花が咲きます。
右上写真が本邸ですが、同じ敷地内でもこちらはいつもと変らず静かに佇んでいます。この本邸は、私が21年前に初めて英国を訪れて約10日間ホームステイした時から全く変っていません。
そして、先日このブログで触れさせていただきましたが、この21年前の滞在の時にもう1軒10日程お世話になったのが、オーダー業界の方なら一度は聞いた事があると思われるかつての有力ミル(織物工場) JOHN PEPPER(ジョン・ペッパー)社長のジョン・ペッパー氏宅。
同氏(左下写真・左)はこのあと事業を売却し現在は悠々自適の生活を送っている為、私はこの21年間再会の機会がなかったのですが、偶然にも氏の次男のジョシュア(同・右)が新郎と幼馴染で大学も一緒。2人の兄同士も同級生だったこともあり、両家は長年家族ぐるみの付き合いをしてきたそうです。
その為、この日は奥様(同・中)を含めた3人で招かれており、私は21年振りの再会を果たすことができました。当時、私は11歳。ジョシュアは私と一緒にサッカーをしたことを覚えていてくれました。
海を越えた21年振りの再会というのはなかなか無いことだと思いますが、本当に嬉しい出来事でした。
さて、乾杯でパーティーが始まるとまずはディナータイムです。
メインディッシュは英国の伝統料理の“ローストビーフ”なのですが、かの国では“ローストビーフ”を切り分けるのは“男の仕事”と決まっている為、新郎から事前に指名された男性の席には帽子とエプロンが用意されていて、テーブルの他の方の為にサーブするという“栄誉”が与えられます。
紳士達がモーニングを脱いで肉を切り分ける姿(右下写真)は、非常に英国らしいユーモアのある光景でした。
~~続く~~

CAR MAGAZINE

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UK WEDDINGシリーズの途中ですが、ここで車関連の話題を一つ失礼します。
趣味性の高い外国車を扱う専門誌として名高いCAR MAGAZINE(カーマガジン・ネコパブリッシング刊)の9月号(現在発売中)に、私が5月に出場したヒストリックカーラリー“ジーロ・デ・軽井沢”が2ページに亘って紹介されているのですが、なんと私の愛車が写真と共に紹介されています!
前にも書かせていただいたように、年式は古いものの入門用ヒストリックカーとしてプレステージ性に乏しい私の愛車は、こういった雑誌に掲載される機会は非常に稀なので、小さな写真でもこういったメジャー誌に載せていただけると嬉しくなってしまいます。
改めて森の中を駆け抜ける美しいヒストリックカーの数々を見ているとワクワクしてしまって、来年の開催が既に待ち遠しくなってしまいます。
“ジーロ・デ・軽井沢”以降は1回しか軽井沢に行っておらず、その時もあまり乗る事ができなかったのですが、もうすぐ始まる夏休みには思う存分エンジンを廻してやりたいと思っています。

WEDDING & RECEPTION①

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7月28日土曜日。いよいよ結婚式当日です。
天気は快晴で、絶好のウェディング日和でした。
ハロゲート市内から車で15分程の距離にある村、BIRSTWITH(バーストウィズ)に新郎の実家があり、式はこの村の丘の中腹にあるST. JAMES CHURCH(セント・ジェームス教会)で14:30に始まりました。
式には着飾った多くの紳士淑女が集まっており、華やかなムードの中セレモニーがスタート。
美しい花嫁が入場した時には、静かなどよめきが起こりました。
式の進行自体は日本のカトリック式結婚式とそれ程変りませんが(英国国教会はプロテスタントだからか、賛美歌は聴いたことのないものばかりでしたが...)、やはり神聖な宗教行事の為、式の最中の写真撮影は禁止でした。
左上の写真はセレモニーが終わり、新たな夫婦として退場する新郎・新婦。
右上写真は、参列者からフラワーシャワーで祝福されているところです。二人とも本当に幸せそうな表情をしています。
その後、新郎・新婦と参列者は徒歩10分程の新郎の実家 THE MOSS(ザ・モス)に移動。
以前に書かせていただいたように、こちらは広大な敷地を持つ大邸宅です。
左下は、敷地内からの風景。緑溢れる美しい環境がお分かりいただけると思います。
右下写真は、今回のレセプションの為に敷地内に設営された大テントです。
このテントは、150名近くの出席者が着席で食事ができ、別に生バンドでダンスを愉しむスペースを持つほどの大きさを誇ります。
厨房機能を持つトラックや、普通のレストランにあっても遜色のないような、清潔で広い男女用トイレが組み込まれたトラックも見た目には分からないように接続されており、天井も高い為中にいるとあまりテントの中にいるような気がしません。
このスケールの大きさには圧倒されてしまいました。
レセプションの模様は、後日お届けしたいと思います。

HARROGATE

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今は先程ヨークを発ったロンドン行き特急の車内で、時計は間もなく18時を指そうとしています。こちらはまだ日曜日です。
今晩はロンドンに泊まり、明日の夜のフライトで帰国の途に就きます。
さて、この2日間は天気にも恵まれましたが、昨日の結婚式は非常に賑やかで楽しいものでした。
昨日の様子は帰国後にお伝えしたいと思いますが、まずは今回2日間を過ごしたハロゲートについて書かせていただきたいと思います。
ヨークシャー最大の都市リーズと、有名な観光地である古都ヨークとをちょうど3角形で結ぶ位置にあるハロゲートは、北イングランドで最も豊かで美しい町として知られています。
私が小学校5年生の春休みに初めてホームステイで滞在したのがこの町で、その時は今回の結婚式の新郎ジョン・ゴント氏の実家に10日間程お世話になりました。あとの10日間は別の家にお世話になったのですが、こちらの家の方々とは昨日の結婚式で21年振りに再会する事になるので、後日書かせていただきたいと思います。
そんな訳で、ハロゲートは私にとって英国で第一歩を踏み出した大切な場所なのです。
左上写真は緑が溢れる町の風景、右上写真は今回宿泊した“THE WHITE HART HOTEL”です。
このホテルは町の中心にあり、有名なティーサロン“BETTYS(ベティーズ・下写真)へも徒歩3分程の抜群のロケーションを誇ります。
昨日14:30から始まる結婚式の前に、ランチを取ろうと訪れたのですが、列が店外まで伸びる様子を目にしてあきらめました。
しかし、本日のランチにジョン・ゴント氏の従兄弟でもう一人の共同経営者 ウィリアム・ゴント氏が、ご家族と共に美しい植物園に隣接する支店に連れて行ってくれました。
この様子も後日お伝えしたいと思います。

LONDON-YORK-HARROGATE

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3時間半程前にロンドンに到着しました。
現在の英国時間(GMT)は19:20ですが、18:00にロンドンのキングス・クロス駅を発った、スコットランドのグラスゴー行き特急に揺られています。
いつもの車内の光景ですが、せっかく無線LANが使えるので早速アップさせていただきます。
約1時間後にヨークシャーの古都ヨークで下車し、ローカル線で今日の目的地であるハロゲートに向かいます。
ヨークには学生時代に2年間住んでいたのですが、ハロゲートに有名なティーサロンがあるので、ドライブがてらよく行ったものでした。
ハロゲートへの到着予定時間は20:43なので、日本を発ってから17時間後にようやく到着ということになります。
これで明日がもう結婚式なので、今回はなかなかハードな行程です。
来週の火曜日に帰国予定なのですが、翌日の水曜日に業界関係の勉強会で講師をさせていただくことになっているので、この移動時間を利用して資料作りに勤しんでいます。

NH201 TOKYO-LONDON

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ついに明日となった、エドウィン・ウッドハウスの若き4代目共同経営者 ジョン・ゴント氏の挙式&パーティーに出席する為、これから日本を発ちます。
この時期の出張は普段はあまりないのですが、夏休みが近いこともあり成田はいつもより混雑しています。
ロンドンについた後は、乗り継ぎのいい国内線が見つからなかった為、一度市内に出てから特急でヨークシャーを目指します。
機会があれば、現地からもアップできればと思っております。
では行って参ります!

CRU CLASSE

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ハリソンズの人気クオリティー“CRU CLASSE(クリュ・クラッセ)”が、A/W2007シーズンに向けてリニューアルされます。
(“CRU CLASSE”のクオリティー説明はこちらから)
バンチは現在英国で製作中の為、弊社では色柄をご覧いただけるサンプル(左写真)をご用意しております。ご覧になられたいお取引先様は、弊社の担当者までご連絡をお願いいたします。
今回はクラシックなテイストのファンシー柄なども多く追加されており(右写真)、英国好きの方必見の充実したコレクションになっています。
既にこのブログで紹介させていただいた“MULTI-MILLIONAIRE”、
“MOONBEAM”を併せたハリソンズの3つの新しいコレクションは、来る秋冬シーズンに向けて既に話題となっています。

MONO⑥ SHEARS

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久しぶりとなりましたが、今回は“MONO”に関する話題をお届けしたいと思います。
左の写真のカッター(裁断士)用の大鋏は、私がまだこの業界に入って間もない頃に行った英国出張の際、週末に訪れたロンドンの有名なマーケット“PORTOBELLO MARKET(ポートベロー・マーケット)で見つけたものです。
確か40ポンド(当時のレートで約7,200円)位だったと思います。
通常の鋏の呼称である“SCISSORS(シザーズ)”ではなく、テーラリング業界では大鋏を意味する“SHEARS(シアース)”と呼ばれるこの鋏は、英国ではカッターが数年に亘る修行を終えた時に師匠から贈られる、とても重要なものだそうです。
この鋏は英国北部シェフィールドの“WILKINSON & SON”製で、お店の人曰く第2次大戦以前のものとの事でしたが、全長約40cmのとても大きなもので、その重みが歴史を感じさせてくれます。
今思えばものすごい破格で入手できましたが、やはり掘り出し物だったようで、その後も各地のマーケットで探しているのですが見つけることができません。
右の写真は、後日訪れたサヴィル・ロウの名門テーラー“HENRY POOLE(ヘンリー・プール)”で撮影した写真で、熟練カッターが裁断をしている時のものです。
この方の“SHEARS”も、若かりし日に師匠からプレゼントされたものだったのでしょうか?

MULTI-MILLIONAIRE

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先日お伝えした、ハリソンズの“RED BOX COLLECTION”の続報です。
創業1863年の名門マーチャント(服地卸商)であるハリソンズは、トレードマークの赤いバンチがお馴染みで、その高品質服地の数々が世界中の有名テーラーから高い評価を受けています。
ハリソンズというと「ウールのスーツ地」のイメージをお持ちの方も多いと思いますが、創業以来高級カシミア服地に力を入れている事でも知られており、最高級のウーステッド(梳毛)カシミアジャケット地“MILLIONAIRE CASHMERE(ミリオネア・カシミア)”などは、欧州中の王侯貴族達から愛されてきました。
そして今回“RED BOX COLLECTION”の第一弾として収録される新クオリティーが、“MILLIONAIRE CASHMERE”のシリーズ第二作目となるスーツ地、“MULTI-MILLIONAIRE(マルチ・ミリオネア)”です。
ウーステッドカシミアとビキューナの選りすぐられた原毛は、300/320グラムの肉厚のスーツ地へと織り上げられ、手間ひまをかけた最上の方法で仕上げられます。
なめらかな肌ざわりと、エレガントな雰囲気を持つこの服地には、至高の服地を求める王侯貴族達に相応しい、極上のクオリティーが実現されています。
サヴィル・ロウとイタリアの一部の名門テーラーでは既に展開が始まっているのですが、好調な販売が続いており、既に「一時品切れ」の品番も出てきている様です。
日本では約40店の有名ビスポークテーラー様に於いて限定展開される予定で、“レッドボックス”に入ったサンプルカードと、“特製カットレングスボックス”に収められた1着分の“マルチ・ミリオネア”でのプロモーションとなります。
スーツ地1着の参考生地上代は、\840,000(消費税込み)となっています。