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ARC DE TRIOMPHE

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ブリュッセルの次の目的地パリには、国際特急“THALYS(タリス)”で移動しました。
ブリュッセルとパリは距離が非常に近い為(タリスでの所要時間は約1時間半です)、空路が存在しないのです。
さて、パリはいつものように服地展示会“PREMIERE VISION(プルミエール・ヴィジョン)が主要目的なのですが、この街は私が大好きな場所の一つなので、毎回時間を見つけては散歩を愉しんでいます。
この日(9月18日)も早速ホテルでチェックインを済ますと、メトロで市内中心部へ向かいました。
まずはお決まりの「凱旋門→シャンゼリゼ大通り」のコースを歩こうと、駅(CHARLES DE GAULLE ETOILE)から出て地上へ。
凱旋門の方へと歩いて行くと、何か様子が違うことに気づきました。
交通が遮断されていて、いつもたくさんの車が行き交っている凱旋門の周りや、シャンゼリゼがガラガラの状態になっているのです!(左上写真)
そして、凱旋門の下には軍の儀仗隊が整列し、何かが始まるのを待っています。
しばらくするとシャンゼリゼを年配の方々を中心とした一団が行進してきて(右上写真)、儀仗隊の所へと向かって行きます(左下写真)。
一団の最後尾が凱旋門に到着し儀式が始まると間もなく交通規制が解除され、シャンゼリゼにはもいつもの喧騒が戻りました(右下写真)。
どうも第2次世界大戦の戦没者慰霊の行事か何かが行われていたようなのですが、全ての交通を遮断してのパレードはなかなか壮観な眺めでした。

SCABAL S/S2008 COLLECTION

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ブリュッセルの話題に戻らせていただきます。
世界最大級のウールンマーチャントとして知られる“スキャバル”ですが、近年はプレタポルテやアクセサリー、そしてカジュアルウェアなどを含めたトータルファッションの充実に力を入れています。
特にプレタポルテのスーツは(パターンオーダーも含め)、ドイツに自社工場を持つほどのこだわりようです。
また、イタリアにはハンドメイドスーツのアトリエも構えています。
“エルメネジルド・ゼニア”のように有力ミルやマーチャントがトータルファッションブランドへの道を目指すのは近年の傾向と言えるようですが、従来の服地ビジネスにもファッション性やトレンド性のフィードバックが期待できることを考えると、決して悪くないことだと思います。
さて、スキャバル本社内のショールームでは、一足早く来年の春夏コレクションの展示が始まっていました。
小物などを多く使用した凝ったディスプレイには毎回関心させられるのですが、このような常設スペースが自社内にあること自体羨ましい限りです。
S/S2008コレクションでは、ライトグレーのスーツに淡色のタイを合わせるコーディネイトが多く見られ、リネンなどの非ウール系素材にもスポットが当てられていました。
草原などにも合うような、軽やかな着こなしが新鮮ですね。

A TEMPRA NIGHT

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一昨日の夜に“エドウィン・ウッドハウス”の共同経営者の一人、ウィリアム・ゴント氏が来日しました。
先日お伝えした結婚式の新郎、ジョン・ゴント氏とは従兄弟同士にあたり、二人三脚で150年の歴史を持つ老舗ミルを益々躍進させています。
昨日はオフだった為夕食のみご一緒しましたが、本日は都内のお取引先様数店にお邪魔して色々とお話を伺ってきました。
今後のコレクションを考えていく上で、お取引先様からのご意見・ご要望は非常に貴重なものです。
さて、日本の文化や食べ物に造詣が深い同氏は日本料理が大好きで、来日中は「(夕食は)日本料理しか食べない」というポリシーを持っています。(イギリスでは、クオリティーの高い日本料理店を探すのはなかなか難しいそうです)
そこで本日は、最終目的地だった丸の内の“丸ビル”に入っている天麩羅の老舗で夕食をいただくことにしました。
目の前で揚げていただく(左写真)秋の味覚の数々に、同氏も舌鼓を打っていました(右写真)。
美味しい天麩羅を愉しみながら、様々な話で盛り上がった丸の内の夜でした...

BRUSSELS(LA GRAND-PLACE)

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今回のヨーロッパ出張の話題を、これからシリーズでお届けしたいと思います。
第1回目は、最初の目的地のブリュッセルです。
9月に行われるスキャバル本社でのミーティングの為に、毎年一度訪れるこのブリュッセルですが、“EU(欧州連合)”の本部がある事と、“GODIVA(ゴディヴァ)”をはじめとするチョコレートが有名な事以外、皆様もあまりイメージが湧かないのではないでしょうか?
私も出張で行くようになるまで行ったことが無かったのですが、とても一国の首都とは思えないようなこじんまりとした都市です。
基本的な街並みはフランスの地方都市に近いような気がするのですが、このブリュッセルには「ヨーロッパで一番美しい広場」と称される場所があり、世界中から観光客を集めています。
それが、世界遺産にも登録されている“グラン・プラス(LA GRAND-PLACE・左上写真)”です。
17世紀末のギルド・ハウス(各種職業組合の集会所)や、15世紀に建てられた市庁舎(今も現役です!)などに囲まれた、サッカーコートを一回り小さくした位のこの石畳の広場は今日も完璧なコンディションを保っており、訪れたものを当時にタイムスリップしたように感じさせてくれる程の圧倒的な眺めを誇ります。
右写真は市庁舎の高さ96mの塔で、頂には街の守護聖人“サン・ミッシェル(=聖ミカエル)”の像が立っています。
夜には広場の建物がライトアップされる為、酔い覚ましに幻想的な眺めを愉しむことができます。
私も毎回一度はこの広場を訪れ、ブリュッセルに来た事を実感します。
さて、ブリュッセルでの私の楽しみの一つに“ホテル”があります。
他のヨーロッパの都市では、物価高、円安の影響もあってあまりいいホテルには泊まれないのですが、ブリュッセルではスキャバル本社から徒歩7,8分程で、スキャバルが特別レートで契約してくれている5ッ星ホテル“LE PLAZA(プラザホテル・左下写真)”が常宿になっています。
部屋も広く清潔なのですが、いつも百合のよい香りが漂うゴージャスで広い1Fエントランスホールの雰囲気は格別です。
ホールの横にはクラシックで雰囲気のあるダイニングバー(右下写真)があり、今回初めて他の方と訪れましたが、旅の開放感もありついつい飲みすぎてしまいました...

BESPOKEN A/W2007

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先週の金曜日に帰国し、本日から出社しています。
デスクにはしっかりと仕事が溜まっており、また今月は“エドウィン・ウッドハウス”から共同経営者の一人、ウィリアム・ゴント氏、“リア ブラウン&ダンスフォード(ハリソンズ)”から同じく共同経営者の一人、ジェームス・ダンスフォード氏の来日が続いてある為、これからしばらくバタバタしそうです。
さて、今回の出張での出来事をシリーズでお届けする前に、世界的マーチャント“スキャバル”の新しいシーズナルカタログをご紹介させていただきたいと思います。
“BESPOKEN(ビスポークン・左上写真)”は、“スキャバル”が今シーズンから発行を始めたマガジンタイプのカタログです。
ファッション雑誌から切り取ったようなお洒落な今シーズンのスタイル写真(右上写真)や、スキャバルのブランドやコレクションに関する記事も勿論しっかりとありますが、特徴的なのはその他のバラエティー豊かな記事。
有名な“ミシュランガイド”の編集長のインタビューや、リゾートに関する記事、色々なプロダクトの新着情報(左下写真)など、まるでエグゼクティブ向けのライフスタイル誌と呼べるような充実した内容を誇っています。
遊び心のある大人の男が大きなこだわりを持つ「車と時計」に関する記事もあり、英国の超高級車“BENTLEY(ベントレー)”とスイスメイドウォッチの雄“BREITLING(ブライトリング)”とのコラボレーションに関する特集(右下写真)が組まれていて思わず読み入ってしまいました。
ただ、残念ながら全て英語で、今のところ一般の方にはご覧いただく方法がありません。
ファッションをライフスタイルの重要な一部分と捉え、それをカルチャーへと昇華させようという“スキャバル”の取り組みは今後高い評価を得る事と思いますが、弊社も同じマーチャントとして(規模は全く違いますが...)是非見習わせていただきたいところです。

LAST DAY IN YORKSHIRE(EDWIN WOODHOUSE)

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一昨日に引き続き、今日も“エドウィン・ウッドハウス”を訪問しています。
実質的な仕事は本日で終わり、明日は午後にマンチェスターからロンドンへ飛び、夜のフライトで日本への帰路に着きます。
こちらは今日から急に寒くなり、日中でも10度台前半位の気温でした。
さて、工場内(左上写真)では今日も織機がフル稼働していました。
実際の工場内は織機がたてる音がすごく、訪問者用の耳栓が常備されている程の騒音です。
右上の写真は、いつもミーティングに使用しているサンプルルームです。
大きな窓とサンルーフがあり、自然光でサンプルを見ることが出来ます。
写真では暗く写ってしまいましたが、この部屋で各クオリティーの膨大な数の色柄から日本に向くものをセレクトしていきます。
試作を含めて何しろサンプルの数が多いので、かなり時間のかかる作業です。
右下の写真ですが、工場の片隅に保管されているビンテージカー“JAGUAR XJ-6 Sr.1(4.2L 1971年式)”を発見!
この車の由来については、後日詳しく書かせていただきたいと思います

WEEKEND IN LONDON

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先程ロンドンを発ち、いつものリーズ行きの特急に揺られています。
リーズは紳士服地の聖地ハダスフィールドを擁するヨークシャーの最大都市ですが、私が英国留学生活の第一歩を踏み出した思い出の場所でもあります。
リーズが今回の旅の最終目的地になります。
さて、私はパリの後に訪れた英国南西部の街エクセターから昨日ロンドンに入り、ロンドンで束の間の週末を愉しみました。
昨日、今日と散策したロンドンの模様は、帰国後改めてお伝えしたいと思います。
上の2枚の写真はロンドンの常宿があるマーブル・アーチ周辺のオックスフォード・ストリートの今日の様子、下の2枚は先程発ったロンドンの主要ターミナル駅の一つ“キングス・クロス駅”のものです。
以前にも書きましたが、“キングス・クロス駅”は“ハリー・ポッター”の物語で魔法学校行きの列車が発着する駅として登場することでも有名です。
リーズでは4泊し、“エドウィン・ウッドハウス”を中心とした主要取引先を訪問して様々な打ち合わせをする予定で、その後マンチェスターからロンドン経由で日本への帰路に着きます。
P.S.
前回、日本からブリュッセルに到着した時の荷物のトラブルについて書かせていただきましたが、実はパリからエクセターに飛んだ時も荷物が着かず(この時の理由は、パリのシャル・ル・ドゴール空港であったストライキが原因で、荷物の搭載が全く出来なかった為!)、結局24時間スーツケースが届きませんでした。
このようなトラブルは今まで一度もなかったのですが、今回は何と連続して起り、少々疲れる旅になってしまいました...

PARIS

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今はパリで開催中の服地展示会、“PREMIERE VISION(プルミール・ヴィジョン)”の会場にいます。
昨日ブリュッセルからパリに陸路で入りました。
今までのところ旅は順調で…と言いたいところですが、日本からロンドン経由でブリュッセルに入った際、預けたスーツケースがロンドンで止まっていた為着いておらず、翌日の午後まで届かないというトラブルに見舞われました。
着替えなど全くなかった為、翌日のスキャバルでのミーティングはTシャツとジーンズでという有様で(でも、スキャバルの方々は事情が事情だけに笑って許してくれましたが...)、かなり恥ずかしい思いをしました。
幸いスーツケースは無事戻ってきて、それ以降は順調な旅が続いています。
さて、パリではいつも宿泊しているホテル(HOTEL CONCORDE LAFAYETTE)のすぐ横から出ている会場へのシャトルバスを利用するのですが、今回宿泊しているホテルはこの場所から徒歩10分程の場所なので、朝は歩いてバス停へと向かいました。
少し肌寒いものの気持ちがいい朝で、道路の緑地帯のような公園を通って一時の散歩を楽しみました(左上写真)。
歩いていると道路上に停まっている大量の自転車を発見(右上写真)!
日本のニュースでもやっていましたが、パリ市内で今年から本格的に始まった乗り捨て型レンタサイクル“VELIB(ヴェリブ)”です。
使い方は、あらかじめ発行されている“スイカ”のようなチャージができる非接触式カードをかざして自転車を支柱(左下写真)から外し、決められた時間内に市内のあちこちにある同じようなスポットのどこにでも返却できるというシステムのようです。
基本的には環境問題対策のプロジェクトなのですが、街を廻るのに便利そうなので機会があったら試してみたいと思いました。
右下の写真は、今いる“PREMIERE VISION”の会場のものです。
明日の夜には空路で英国のエクセターに入り、その後ロンドン、ヨークシャーの順で旅を続ける予定になっています。
英国からも、旅の模様をお伝え出来ればと思っております。

TOKYO-LONDON-BRUSSELS

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本日から9月の定例出張の為、今成田にいます。
まずNH201便でロンドンに跳び、そこからBA400便で最初の目的地ブリュッセルに向かいます。
ブリュッセルでは、世界的マーチャント“SCABAL(スキャバル)”本社での会合に出席することになっています。
これからのロングフライトは少し憂鬱ですが、やはり成田に来ると一気に海外モードに入りますよね。
機会があれば、また現地からもアップさせていただきます。
では、行って参ります!

HARRISONS BEAR (2007 VER.)

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先日こちらでご紹介した“ハリソンズ・ベア”ですが、正式なオーダー受付が始まりました!
今回は、新作ジャケット地“MOONBEAM(ムーンビーム)”から「ボディー」と「耳の中、手の裏、足の裏」の2色をお選びいただき、前回同様スコットランドの熟練職人が一体一体ハンドメイドでお作りいたします。
ご興味のあるお取引先様は、資料をご用意しておりますので弊社の担当者までお問い合わせ下さい。
また、一般のお客様もハリソンズ“MOONBEAM”のお取り扱い店様に於いて、“ハリソンズ・ベア”をご注文いただくことができます。
価格は\23,250(消費税込み)で、オプションの刺繍(左足の裏)は別途1文字\262(消費税込み)となっております。
今回のキャンペーンは、9月末日受付締め切り、11月初旬のデリバリー(予定)となっておりますので、ご希望の方はお早めにご注文下さいますようお願いいたします。
#写真のベアは、(2005 VER. "CACHET"使用)です。