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GARELLIA

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先週の金曜日に帰国し、今日から通常業務に戻っています。
今週末には“リア ブラウン&ダンスフォード”のジェームス・ダンスフォード氏が来日するなど相変わらずバタバタなのですが、まずは溜まった仕事を一つずつ片付けて行きたいと思います。
さて早速ですが、最初の目的地ミラノの話題からお届けしたいと思います。
“ドゥオモ広場”に面した有名なショッピングアーケード“ガレリア(正式名:ヴィットリオ・エマヌエレ2世ガレリア)”は1877年に完成したもので、ミラノを代表する観光名所として親しまれています。
ヴィットリオ・エマヌエレ2世はサヴォイ公家出身の人物で、1861年に成立した“統一イタリア王国”の初代国王として知られています。
美しい内装を持つこの“ガレリア”ですが、ドーム状の屋根を持つ中央の十字路の壁面には、4大陸を表す美しいモザイク画が描かれています(左写真)。
このドームのほぼ直下の路上には雄牛のモザイク画があり、いつも多くの人が集まっているのですが、これはミラノの人々の間の言い伝え「この雄牛の大切な部分に踵を載せ3回転(1回転・5回転などの説も有り)すると幸せになれる」の為で、私が訪れた時も多くの人が順番にクルクルと回っていました(右写真)。

SUNDAY IN LONDON

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先程(17:10)ロンドンのキングス・クロス駅を出発し、ヨークシャーの中心都市リーズに向かう特急に揺られています。
こちらはまだ24日の日曜日で、現在18時を少し周ったところです。
ロンドンには21日の夕方にスコットランドのグラスゴーから入ったのですが、気温は思ったよりも暖かく特に今日はコートを着ていると少し汗をかく位の陽気でした。
さて、一昨日の金曜日はサヴィル・ロウの老舗テーラー2軒にお邪魔したりしたのですが、この土日はオフだった為市内散策を愉しんできました。
左写真は今朝のリージェント・ストリートの様子で、右写真は同じくサヴィル・ロウのものです。
サヴィル・ロウのテーラーは軒並み日曜日休業の為、通りはひっそりとしていましたが、プレタポルテを扱っている“ギーブス&ホークス”のみ営業していました。
明日はリーズ近郊の町ファースリーを本拠地とする名門ミル、“エドウィン・ウッドハウス”にお邪魔する予定になっています。
今回の旅もいよいよ終盤にさしかかってきました。

LAST NIGHT IN MILAN

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今晩でミラノは最後となり、明日の朝には車で約1時間の距離にある町ビエラに向かいます。
ご存知の方も多いと思いますが、ビエラは英国のハダスフィールドと並ぶ紳士服地の産地で、イタリア服地の聖地として名高い場所です。
2日間で3つのミル(織物工場)を訪問する予定になっており、その後英国に向かいます。
さて、昨日と今日は完全にオフだったので、ミラノ在住のお知り合いの方に案内していただき、観光とショッピングを愉しんできました。
この週末の模様は後日また書かせていただきますが、上の写真は先程行ってきた市内中心部“PIAZZA DUOMO(ドゥオモ広場)”のものです。
ライトアップされた聖堂(右写真)は幻想的で非常に美しく、思わず見とれてしまいました。

A MORNING IN MILAN

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続いて今朝の様子を書かせていただきます。
この“ホテルドメニキーノ”は非常にこじんまりとしていて且つリーズナブルなホテルなのですが、“ミラノウニカ”の会場である“ポルテッロ”まで徒歩10分という好立地にあります。
その為展示会期間中は毎朝徒歩で会場に向かうのですが、左上写真は“ポルテッロ”への道中の今朝の風景、右上写真が会場の外観です。今日は一日よい天気に恵まれました。
私が行く紳士服地展示会“イデア・ビエラ”は今回今までと違う場所で行われ、会場が以前より広くなりました(左下写真)。
右下写真は“エドウィン・ウッドハウス”のブース風景で、一番手前に座って商談しているのは、有名な“アットリー二一族”で一番若いジュゼッペ・アットリー二氏です。

ANA CROWNE PLAZA NARITA

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ミラノでの初日が終了し、たった今夕食を終えて常宿の“HOTEL DOMENICHINO(ホテルドメニキーノ)”に戻ってきました。
今までミラノではネット接続環境が無かったのですが、今回来てみるとこの“ホテルドメニキーノ”で“WiFi(ワイファイ=無線LAN)”の無料サービスが始まっていて、こうしてこの雑記帳をUP出来る次第です。何でも有料のヨーロッパでは、このような無料サービスは非常に良心的と言えます。
さて、前回の記事で触れました成田の前泊でのサプライズについて書かせていただきます。
私は海外出張の際、いつも“ANAクラウンプラザ成田(旧成田全日空ホテル)”に前泊することにしています(左写真が1階ロビー)。
日本での最終日の仕事が終わった後、自宅に車と荷物を取りに行ってから向かうのでホテルに着くのはいつも夜中なのですが、ホテル内にチェックインカウンターがある為(ANA便のみ)翌朝ゆっくりでき、出張中は車を無料で預かってもらえるので非常に重宝しています。
そして、今回もホテルに到着したのは午前1時を周っていたのですが、時間が遅かった為かリクエストを出していた禁煙室(シングル)が満室になっていました。
するとホテルの方に「広すぎるかも知れませんが、宜しければ当ホテルNO.1の“ロイヤルスイート”をお使い下さい」と言っていただいたのですが、案内された部屋は20畳を超えるリビングダイニング(右写真)やキッチン、巨大ベッドルームを備えた貴賓室。今まで経験したことのない極端なアップグレードに思わず唸ってしまいました(しかし、なにせ一人なので完全に持て余してしまいましたが...)。
翌日チェックインしたパリ便でも初めてのビジネスクラスへのアップグレードがあり、重なる幸運にビックリしたのですが、「パリの空港がストライキ中の為、もしかしたら乗り継ぎが出来ないかも知れません」と言われていた不安が的中し、パリでは3時間待ってミラノ行きの最終便(24:00着)に乗る事になってしまいました。
結局昨晩このホテルに到着したのは午前1時過ぎで、着いた時はもうヘトヘト。
やはりいい事ばかりは続かないものですね...

NH205 TO PARIS

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今成田空港の搭乗ゲートにおり、ANAパリ便のコールを待っています。
これからパリ経由で最初の目的地ミラノへと向かいます。
昨晩成田で前泊したホテルでは大きなサプライズがあり、また先程このフライトのチェックインでも再びのサプライズがありました。
しかし、このパリへのフライトには愉しみと共に大きな不安があるのです...
詳細は後日書かせていただきます。
現地からも機会があればアップしたいと思います。
では、行ってきます!

JUST ARRIVED -Ⅱ-

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今回は入荷したばかりの“エドウィン・ウッドハウス”の2つの最新コレクション(バンチ)、“SUMMER COMFORT AIR WOOL Ⅳ(サマー・コンフォート エア・ウールⅣ=左写真左)”と“SUMMER PANAMA Ⅲ(サマー・パナマ Ⅲ=左写真右)”をご紹介いたします。(各コレクションの詳細はこちらから)
名作“エア・ウール”の軽量版である“サマー・コンフォート”には、新10色柄が追加されチョイスの幅が益々拡がりました。リピーターの多い人気クオリティーだけに、「もう一着欲しい!」という方は必見の新コレクションです。
3シーズン目となる“サマー・パナマ”は、エレガントな雰囲気を醸しだすスーパー120'Sのウールトロピカル地。ご好評につき、こちらにもファンシーストライプを中心とした10新色柄が加えられています。
私のお勧めは“サマー・コンフォート”では毎シーズン人気の高いピンストライプ地(右写真左)、“サマー・パナマ”の暖色系オルタネートストライプ地(右写真右)もファッション上級者の方に是非お試しいただきたい色柄です。
ご用意が出来ましたら、是非お手に取ってご覧下さい。
###お取引先様へのお知らせとお願い###
まだお送りする準備が整っていない為、お手元にお届けするまでもうしばらくお時間を頂戴いたします。ご容赦下さい。
バンチの冊数には限りがある為、各お取引先様の前年のお取引状況に応じて新バンチをご用意させていただいております。
ご希望に添えない場合もありますが、何卒ご理解をお願いいたします。

MILANO UNICA

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国内出張から戻ったばかりなのですが、来週には年2回の欧州長期出張へと旅立ちます。
今回はパリには行かず、イタリアと英国のみで17日間の日程となっています。
最初の目的地であるミラノでは、この雑記帳でも何度も書かせていただいているテキスタイル展示会“MILANO UNICA(ミラノ・ウニカ)”をメインに、イタリア服地の聖地ビエラ地区の有名ミルにも数社お邪魔する予定です。
さて、服地を中心に服飾資材までをカバーする5つの展示会の集合体として成り立っている“ミラノ・ウニカ”ですが、その中でも私が行く紳士服地展示会“イデア・ビエラ”は登録されたバイヤーしか参加できず、入場にはスペシャルパスが必要となります。いつも直前まで来ないのでドキドキするのですが、先日ようやくパスとパンフレットがミラノから送られてきました(上写真)。
“イデア・ビエラ”のバイヤー登録には複雑な手続きが必要で、なかなか敷居の高い展示会なのですが、その分広くゆったりとしたブースで商談ができ、ビュッフェ形式の美味しいランチが無料などのメリットもあります。
下の写真は以前に行った時のもので、会場である“PORTELLO(ポルテッロ)”の外観と参加メーカー(エドウィン・ウッドハウス)のブースです。

A NIGHT IN HAKATA

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昨晩から九州の博多に出張で来ています。
明日は広島に移動し、一泊した後に帰京の予定となっています。
昼間は仕事で忙しいのですが、昨晩は英国時代の友人と再会したり、今晩はお取引先様と会食に行ったりとオフタイムも充実した時間を過ごすことができました。
左下写真は先程通りかかった“福岡市文学館”です。
“赤煉瓦文化館”の愛称で親しまれているこの建物は、明治42年(1909)に旧日本生命保険株式会社の九州支店として建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
時間が遅かった為、残念ながらライトアップは終わってしまっていました。
右写真は、“福岡市文学館”のすぐそばを流れ市街地を縦断する“那珂川”の夜景です。

EDWIN WOODHOUSE "6PLY"

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服地の世界にはプロやマニアの方々を唸らす“名作”の数々がありますが、中には特に希少なものがあり、市場に滅多に出て来ない為なかなかお目にかかることが出来ません。
今回ご紹介する“EDWIN WOODHOUSE(エドウィン・ウッドハウス)”の“6PLY”もそんな服地の一つで、業界内でも熱烈なファンが多いクオリティーです。
“EDWIN WOODHOUSE”は、春夏の“AIR WOOL(エア・ウール)”、“SUMMER COMFORT(サマー・コンフォート)”を始めとする「強撚糸系」の服地とともに、秋冬の“3PLY"、“4PLY”の「多撚糸系」の服地の生産でもその名を馳せてきました。
通常、服地は経緯(縦横)共に双糸(2PLY・2本撚りの糸)を使うのですが{イタリア服地と春夏服地の多くは緯(横)糸に単糸(1本糸)を使用}、この“3PLY”、“4PLY”
はその名の通り3本撚り・4本撚りの糸を使って織り上げられます。
ザックリ感のある独特のボディーを持ち、美しく仕立て上がるスーツの素晴らしい着心地が高く評価されているこのシリーズの服地は、特にイタリアを始めとするヨーロッパ市場で人気を博してきました。
“ATTOLINI(アットリーニ)”などのイタリア有名ファクトリーのオリジナルスーツでも多く使われてきましたので、ご覧いただいたことのある方も多いと思います。
弊社でも90年代後半にこの2つのクオリティーをオーダー向けで展開しましたが、完売し現在は全く残っておりません。
さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する“6PLY”はシリーズ最高峰の6本撚りの糸を使い織り上げられた逸品で、そのウェイトは1mあたり490gmsとかなりヘビー。(秋冬用スーツ地の平均的なウェイトは320gmsです)
今まで日本市場ではオーダー向けの展開は無かったのですが、以前某有名セレクトショップのオリジナルスーツ用にお使いいただいた際に、スーツを製造された有名ファクトリーの社長様から「こんなにアジがあって仕立て映えする服地は見た事がない!」と絶賛していただきました。
今回もあるお取引先様のプレタポルテ(既製服)用としてお引き合いをいただいた為のサンプル入荷で、今後もオーダー用として弊社で展開する予定はないのですが、最近またお問い合わせが多くなってきている為、現在このシリーズの生産・在庫状況を現地に確認しています。
バンチ展開ではなく契約販売を予定しておりますが、状況が整いましたらお取引先様にはお知らせいたします。