今回は、“Harrisons of Edinburgh”の2007年秋冬向け新クオリティーについて、公式アナウンスに先駆けた第一報をこのブログでお届けいたします。
王侯貴族からも愛される高いクオリティーを持つ、バラエティー豊かな服地コレクションで知られるハリソンズですが、近年展開されてきたジャケット地コレクションは、梳毛や紡毛の高級カシミアを用いたもののみで、ビジネスマンがデイリーに着用できるウール系の新しいジャケット服地の登場が待ち望まれていました。
そして来たる2007年秋冬シーズンに向けて、ハリソンズが満を持しておくり出す新クオリティーが、この“MOONBEAM(ムーンビーム・75% Superfine Lambswool & 25% Angora 320gms)”です。
2種の希少なマテリアルから織り上げられるこの服地は、良質なラムズウールの柔らかさと、アンゴラ特有の滑らかな肌ざわりと抜群の保温力の恩恵を受け、着るもの全てを魅了する極上の着心地を生み出します。
デザインも、姉妹ブランド“PORTER & HARDING(ポーター & ハーディング)”のツイード地のようなストイックなカントリーテイストではなく、紳士達のアーバンライフに相応しいエレガントなテイストを持つ色柄の数々が採用されています。
車で例えるなら、ポーター & ハーディングのツイード地がカントリージェントルマンから愛される“LAND ROVER”のオフロード車とすると、このムーンビームは“JAGUAR”のサルーンのような都会的でラグジュアリーな世界観が表現されたジャケット地と言えるでしょう。
現在、本国では全ての反物が織り上がり、世界中の有名テーラー、オーダーショップに向けたバンチが製作中です。