久しぶりになってしまいましたが、ロンドンの話題に戻らせていただきます。
今回は、趣向を変えた“PUBLIC TRANSPORTATION(公共交通機関)”というテーマで、特に運賃について書かせていただきます。
今も100年前と同じクラシックで美しい街並みを誇るロンドンですが、実は市民を取り巻く環境はこの10年でも随分変わってきています。
その筆頭とも言える現象が物価の高騰です。
バブルとも囁かれる好調な経済の影響で、地価と共に物価も全体的に上がってきており、ロンドン市民の大切な足であるバスや地下鉄などの運賃もここ数年で段階的に値上げされてきました。
特にオリンピックの開催決定後は、大幅な値上げがおこなわれました。
現在の市内のバス運賃は2.00ポンド(約478円)。
名物だった扉が無く、好きなところで降りることの出来た旧タイプのバスは数年前に完全に姿を消し、今は新型の2階立てバス(左写真)がロンドンの新しい顔となっています。
最近新方式が導入され、乗車前に券売機(右写真)でチケットを買うシステムになり、車内で支払うことはできません。
また、特に酷いのがTUBE(チューブ)の愛称で親しまれている地下鉄の運賃で、現在の初乗り運賃はなんと4.00ポンド(約956円)!!
一駅乗るだけでこの値段です。
現在はJRのSuica(スイカ)に似たOyster(オイスター)というカードがありこれを使うと安くなったり、2回乗る料金で1日乗り放題券が買えたりと、安く乗る手段もあります。
しかし、旅行者が気軽に乗るには程遠い環境で、私も毎回頑張って長距離を歩いて移動しています。