素晴らしい文化と多くの歴史的建造物を誇る古都ヨークでは、市内の至る所でその片鱗を見ることができます。
“シティー・センター"と呼ばれる市内中心部のショッピングエリアは、重厚で綺麗な街並みではあるものの、基本的には他の英国の地方都市と変わらないのですが、“ヨーク・ミンスター(ヨーク大聖堂)”近くのあるエリアに行くと、その雰囲気が一変します。
“THE SHAMBLES(ザ・シャンブルズ)”と呼ばれる昔からある細い路地が集まるそのエリアは、古いものでは14世紀頃に建てられたという商店の数々が今でもそのままの姿で残り、しかも現役で使われています。
左写真のインテリア用品店は、綺麗に改装されておりピカピカですが、右写真の特に古い商店の数々は年季の入った外観が独特の雰囲気を醸しだしていて、通りに入ると童話の世界に迷い込んだような気分を味わうことができます。
こういう素晴らしい建物が今でも残っている理由には、地震が少なく、戦時中も空襲の被害がなかったことも挙げられるのですが、なによりも英国人の歴史や文化への敬意の高さがあるように思います。
我々日本人も、英国には学ぶことがまだまだ多くありそうです。