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SPECIAL GIFT

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今回は久しぶりに“MONO”について書かせていただきます。
2回に亘りお届けした“VITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレ・バルべリス・カノニコ/以下カノニコ)”への初訪問の話題でしたが、同社の素晴らしい工場を見学できた事と共にもう一つの収穫だったのが、現社長のご子息であるフランチェスコ・バルベリス・カノニコ氏との出会いでした。
なんと創業以来11代目にあたるという同氏はまだ37歳の若さで、欧米マーケットのセールスを統括する人物(残念ながらフランチェスコ氏の写真は撮っていませんでした)。
昼食にお招きいただき、日伊の業界事情や服地、スーツなどの話で大変盛り上がったのですが、驚かされたのは氏のスーツへの造詣の深さ。
英伊の多くの有名テーラーでご自分のスーツを仕立ててきて、なんと英国服地を使用したビスポークスーツも多く愛用しているとのことでしたが、自社製品に拘らないその探究心には感心させられました。
そんなフランチェスコ氏からいただいたのが、同社のスーツ用フラノ地で作られた非売品のシューバッグ(左写真)と、右写真のカノニコ製“4PLY”スーツ地。
ざっくりとした素晴らしい質感のこの“4PLY”スーツ地は、同社の倉庫の片隅にある経営陣専用の棚にリザーブされていたもので、同氏曰く「この棚の服地は、全て経営陣とその友人の為のエクスクルーシブなものなんだ」との事。
嬉しいプレゼントに、次回再会する時にはこの服地で仕立てたスーツを着て行くことを約束してきました。