実は出張でミラノに行くようになってまだ2,3年程の私は、行った事のない名所がたくさんあります。そこで今回は、その一つである“CASTELLO SRORZESCO(スフォルツェスコ城)”に行ってみることにしました。
14から15世紀にかけてミラノ公であったヴィスコンティ家とスフォルツァ家の居城として使用されたこの城は、1466年に時の当主 フランチェスコ・スフォルツァによって城壁が建てられて以来、現在まで変わらぬ姿を保っています。
内部は美術・博物館となっており、ミケランジェロの最後の作品として知られる“ロンダニーニのピエタ”などが収蔵されています。
残念ながら、今回はあまり時間がなかったので内部を少し散策しただけでしたが、5世紀を超える長い歳月の記憶をその荘厳な建築に秘めるこの“スフォルツェスコ城”には、何とも言えない迫力を感じました。
左上写真は正門前広場からで、右上写真は同じ塔を城内の中庭から見た模様。
左下写真の彫刻は場内に飾られていたもので、その素性は分かりませんでしたが、かなり古い物のようです。
この城の裏には48ヘクタールの広大な敷地を誇る“センピオーネ公園”があり、城の裏門(右下写真)を抜けるとミラノ市内で有数の緑豊かな景色が広がっています。
この日は公園に移動遊園地が来ていて、子供達で大賑わいでした。