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THE LONDON CUT ④ PRESS DAY -Ⅱ-

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シリーズでお届けしてきましたが、“THE LONDON CUT”展の英国大使公邸を舞台にした事前イベントの話題も、今回で最後となりました。
左上写真は、モダンなスーツと海軍提督の礼服が並べてディスプレーされていたメインホール。
このメインホールの片隅には、普段サヴィル・ロウの“ヘンリー・プール”店舗内に掲げられている、昭和天皇(皇太子時代)の御用達証が展示されていました(右上写真)。御用達証の左のテーブルに開かれている古いオーダー台帳には、日本国皇太子をあらわす「THE CROWN PRINCE OF JAPAN」の欄があり、当時オーダーされた数々の衣装の詳細が記載されています。
この御用達証、オーダー台帳は、共に通常サヴィル・ロウの店舗内でしか見ることができず、特にオーダー台帳は特別にお願いしないと出していただけないので、今回は多くの方にご覧いただける非常に貴重な機会でした。
また、歴史的偉人のスーツを復刻したコレクションの一つとして、“ヘンリー・プール”から英国のウィンストン・チャーチル前首相のチョークストライプのフランネルスーツが展示されていました(左下写真・左奥のスーツ)。
隣に飾られている写真は、第2次世界大戦中に国民の戦意高揚の為チャーチル前首相が自らモデルになったポスターのもので、トレードマークのボウタイを締め、マシンガンを構えたアバンギャルドな姿は当時大きな話題となりました。
右下写真に写っているのは、“アンダーソン&シェパード”製のラグジュアリージャケットで、ジェームス・ダンスフォード氏によると服地は“ハリソンズ オブ エジンバラ”の“MOONBEAM(ムーンビーム)”が使用されているとの事でした。
嬉しかったので、私も一緒に写真に収まってしまいました。
さて、振り返ってみますと、この展示会は紳士服の聖地であるサヴィル・ロウの輝かしい「歴史・文化」と、新世代のテーラー達によって作り出されている「新しい潮流」が余すことなく詰めこまれた素晴らしい内容だったと思います。
また、展示されていたアーカイブコレクションと、会場となった大使公邸の荘厳な雰囲気とのマッチングも素晴らしく、今回のこの特別なイベントにご招待いただいたのは大変に光栄なことでした。
これからもビスポークスーツへの関心が高まり、このようなイベントが増える事を願って止みません。
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