出張の話題に戻らせていただきます。
英国でも「ビスポークスーツ」への関心が高まる中、サヴィル・ロウの老舗テーラーにも新しい時代への熱気が感じられるようになってきました。
その兆しは各テーラーのウィンドーディスプレーにも見る事ができ、今までのスーツを飾るだけの単調なものから、遊び心やストーリー性のあるディスプレーが増えてきています。
左写真は、各国の国家元首などのスーツも仕立てる名門中の名門“HENRY POOLE(ヘンリー・プール)”のウィンドーですが、現在は英国を代表する高級スポーツカー“ASTON MARTIN(アストン・マーチン)”とコラボレートしたディスプレーが目を引きます。
高級車とビスポークスーツに共通する、「プレステージ性」と「クラフトマンシップ」にスポットが当てられたアイディア作です。
右写真は、創業1821年の老舗でカントリー系のクロージングを得意とする“NORTON & SONS(ノートン&サンズ)のディスプレーなのですが、オーセンティックな乗馬服に同色のポップなTシャツが合わせられた斬新なイメージなものです。
英国の「伝統」の影には絶え間ない「革新」があると言われますが、サヴィル・ロウにもしっかりと新しい風が吹き込まれているようです。
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