ここでまた、去る7月28日(土)に行われた老舗ミル エドウィン・ウッドハウスの4代目(従兄弟同士の共同経営者の一人)、ジョン・ゴント氏の挙式&パーティーの話題に戻らせていただきます。
前々回にはパーティーのスタートまで書かせていただきましたが、今回は新郎及び私の衣装(モーニング)を紹介させていただきます。
この日のドレスコードは参列者もモーニング着用という格式の高いものだった為、私が日本から行く時には衣装がシワにならないよう折らずに機内持込にするなど気を遣いましたが、そこは打ち込みのいいウッドハウス服地!長旅の後でも全く問題ありませんでした。
写真は乾杯が終わり、賑やかなディナーが続いている時に撮ったスナップです。
実は新郎のモーニングコート、ウェストコート(ヴェスト)、トラウザースは、日本のあるテーラーさんに仕立てていただいた日本製なのですが(仕上がりもフィッティングもバッチリで、本人も大変喜んでいました!)、服地は勿論全てウッドハウス製です。
モーニングコートは、エドウィン・ウッドハウスの150周年記念クオリティーの“CELEBRATION(セレブレーション・SUPER150'S & CASHMERE)"を使用し、ウェストコートとトラウザースは同社のフォーマルウェア用SUPER120'S服地からチョイスしました。
そして、私のモーニングコートとウェストコートは同じくウッドハウスのフォーマルウェア用SUPER120'Sを使用していますが、トラウザースはあえてスーツ用のSUPER120'S(THE CAMBRIDGE COLLECTIONより)の千鳥格子を選び、英国のクラシックなフォーマルウェアをイメージしたコーディネイトをしてみました。
一見選択の幅が狭そうなフォーマルウェアですが、この日の出席者の着こなしを見ていると、英国人は決められたルールを守りつつも、個性を演出することが上手な事を改めて感じさせられました。
折りしも来る2007A/Wシーズンには、ウッドハウスから新しいフォーマルウェアのコレクション(バンチ)“THE KNIGHT LIFE COLLECTION(ザ・ナイトライフ・コレクション)”が登場しますので、タキシードやモーニングなどのフォーマルウェアを誂えようとお考えの方は、是非お楽しみにお待ち下さい。
次回は、パーティーのクライマックスからエンディングまでをお伝えしたいと思います。