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HARRISONS BEAR

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ちょうど2年前のこの時期、2005年の秋冬シーズンに向けて始動したハリソンズのプロモーションが、“HARRISONS BEAR(ハリソンズ・ベア)”でした(左写真)。
至高の100%カシミアジャケット地“CACHET(キャシェ)”を表地に使用するこのベアは、32色の豊富な色柄から好みの2色(ボディー、耳の中・手の裏・足の裏)をお選びいただいた後、スコットランドの熟練職人により一体ずつハンドメイドで製作され、そのカラーマッチングは992通りにも及びます。
また、右足裏のハリソンズロゴと別に、オプションで左足裏にイニシャル等の刺繍も入れられ、家族や恋人への特別なプレゼントとしても最適で、“LEON”にも大きく掲載され話題となりました。
右写真は、二キータに“HARRISONS BEAR”を贈るジローラモ氏ですが、着ているジャケットも“CACHET”を使用したオーダーメイドのものです。
このプロモーションは大好評のうちに終了しましたが、現在もこのプロモーションに参加していただいた多くのテーラー、オーダースーツショップ様の店頭で、サンプルベア達がディスプレーとして活躍しています。
さて、前置きが長くなりましたが、最近「ディスプレー用として是非欲しい!」というお取引先様からの声が多い為、期間限定の復活を目指して実は現在メーカーと交渉しています。
まだ、具体的な時期などは決まっておりませんが、今回の使用服地は今期新登場のジャケット地“MOONBEAM(ムーンビーム)”を考えています。
詳細が決まりましたら、こちらでもまた紹介させていただきたいと思います。お楽しみに!!
#今回は、テーラー、オーダースーツショップ様でのディスプレー用としての企画ですが、期間内であれば一般の方にもハリソンズ服地のお取り扱い店でオーダーいただける予定です。ただ、プレゼント用包装のご準備などは予定しておりませんのでご了承下さい。

NH201 TOKYO-LONDON

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ついに明日となった、エドウィン・ウッドハウスの若き4代目共同経営者 ジョン・ゴント氏の挙式&パーティーに出席する為、これから日本を発ちます。
この時期の出張は普段はあまりないのですが、夏休みが近いこともあり成田はいつもより混雑しています。
ロンドンについた後は、乗り継ぎのいい国内線が見つからなかった為、一度市内に出てから特急でヨークシャーを目指します。
機会があれば、現地からもアップできればと思っております。
では行って参ります!

CRU CLASSE

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ハリソンズの人気クオリティー“CRU CLASSE(クリュ・クラッセ)”が、A/W2007シーズンに向けてリニューアルされます。
(“CRU CLASSE”のクオリティー説明はこちらから)
バンチは現在英国で製作中の為、弊社では色柄をご覧いただけるサンプル(左写真)をご用意しております。ご覧になられたいお取引先様は、弊社の担当者までご連絡をお願いいたします。
今回はクラシックなテイストのファンシー柄なども多く追加されており(右写真)、英国好きの方必見の充実したコレクションになっています。
既にこのブログで紹介させていただいた“MULTI-MILLIONAIRE”、
“MOONBEAM”を併せたハリソンズの3つの新しいコレクションは、来る秋冬シーズンに向けて既に話題となっています。

MULTI-MILLIONAIRE

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先日お伝えした、ハリソンズの“RED BOX COLLECTION”の続報です。
創業1863年の名門マーチャント(服地卸商)であるハリソンズは、トレードマークの赤いバンチがお馴染みで、その高品質服地の数々が世界中の有名テーラーから高い評価を受けています。
ハリソンズというと「ウールのスーツ地」のイメージをお持ちの方も多いと思いますが、創業以来高級カシミア服地に力を入れている事でも知られており、最高級のウーステッド(梳毛)カシミアジャケット地“MILLIONAIRE CASHMERE(ミリオネア・カシミア)”などは、欧州中の王侯貴族達から愛されてきました。
そして今回“RED BOX COLLECTION”の第一弾として収録される新クオリティーが、“MILLIONAIRE CASHMERE”のシリーズ第二作目となるスーツ地、“MULTI-MILLIONAIRE(マルチ・ミリオネア)”です。
ウーステッドカシミアとビキューナの選りすぐられた原毛は、300/320グラムの肉厚のスーツ地へと織り上げられ、手間ひまをかけた最上の方法で仕上げられます。
なめらかな肌ざわりと、エレガントな雰囲気を持つこの服地には、至高の服地を求める王侯貴族達に相応しい、極上のクオリティーが実現されています。
サヴィル・ロウとイタリアの一部の名門テーラーでは既に展開が始まっているのですが、好調な販売が続いており、既に「一時品切れ」の品番も出てきている様です。
日本では約40店の有名ビスポークテーラー様に於いて限定展開される予定で、“レッドボックス”に入ったサンプルカードと、“特製カットレングスボックス”に収められた1着分の“マルチ・ミリオネア”でのプロモーションとなります。
スーツ地1着の参考生地上代は、\840,000(消費税込み)となっています。

RED BOX COLLECTION

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今回は“ハリソンズ オブ エジンバラ”の新プロモーションを、サワリだけご紹介させていただきます。
存在感のあるこの“レッドボックス”は、ハリソンズがこの秋冬シーズンにデリバリーを開始する新しいサンプルカードボックスで、ハンドメードスーツをメインとされるテーラー様向けに少数限定展開されます。
ボックスの中には、世界中の富裕層に向けた超高級服地や、シーズン限定服地などのカードサンプルが入れられる予定ですが、カットレングス(服地一着分)が収納・展示できる“特製カットレングスボックス”も同素材(レザー)を用いて製作されており、近日中に入荷予定となっております。
第一弾として“レッドボックス”に収められる、新しい超高級クオリティーのご用意も出来ておりますので、改めてご紹介させていただきたいと思います。

PREMIERE VISION & MILANO UNICA

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欧州のテキスタイル展示会の双璧を成すのが、パリの“プルミエール・ヴィジョン”とミラノの“ミラノ・ウニカ”です。
2月と9月の年2回、一週違いで開催される両展示会は、共に服地を中心に服飾資材までをカバーする5つの展示会の集合体として成り立っています。
先週、相次いで両展示会の9月展の案内が郵送されてきました(左上写真)。
“プルミエール・ヴィジョン(右上写真)”は、前払い(28ユーロ)か現地払い(45ユーロ)でチケットを買わないといけないのですが、“ミラノ・ウニカ(左下写真)”は登録バイヤーには別にスペシャルパスが郵送され、それを持っていれば無料で入場する事ができます。
“ミラノ・ウニカ”内の紳士服地展示会“イデア・ビエラ”には、普通のパスでは入場できず、このスペシャルパスが必要となります。
“プルミエール・ヴィジョン”の方が長い歴史を持ち、“ミラノ・ウニカ”の方が後発なのですが、以前はイタリアメーカーしか参加する事が出来なかった“イデア・ビエラ”が、数年前に“ミラノ・ウニカ”に統合されたのを機に英国などの名門メーカーにも門戸を開き、その評価が高まってきています。
日本の皆様に馴染みが深い英・伊の有名紳士服地メーカーが、“ミラノ・ウニカ”に続々とシフトしてきており、今後の重衣料業界では「婦人服地のプルミエール・ヴィジョン」、「紳士服地のミラノ・ウニカ」といった位置づけになるのではと囁かれています。
右下写真は、“イデア・ビエラ”の“エドウィン・ウッドハウス”ブースです。

REMIX

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以前にも何度かご紹介させていただいた、直木賞作家の藤田宜永氏。
奥様は同じく直木賞作家の小池真理子さんで、珍しい夫婦での直木賞作家として、また軽井沢に山荘を所有され、お二人とも一年の大半を軽井沢で過ごされることでも知られています。
(ご本人のお写真は、このページ下部の6月6日分記事をご覧下さい)
もともと大ファンであった私が最初に先生とご縁ができたのは、実は3年程前に、私の弟(三男)が先生が当時執筆中だった本のアドバイザーとして選ばれ、親交を結ばせていただいたことでした。
私はその後しばらくお目にかかる機会に恵まれなかったのですが、偶然にも私が去年初出場した“ジーロ・デ・軽井沢”の表彰式のプレゼンターを先生が務められていたことから、先生の計らいでパーティーでは来賓席の隣の席に座らせていただき、その後場所を移し2人で午前2時までしっかり飲み、本当に愉しい時間を過ごさせていただきました。
さて、そんな先生との出会いのきっかけになった本“リミックス(左写真)”が、昨年の10月に発売され人気を博しています。(以下は、公式作品紹介より)
「藤巻友也(41)、かつては人気の「DJアミーゴ」、今は便利屋で働く身。冬実(21)、ラッパー志望の、とにかく気ままな女の子。追いつ追われつ。ふたりの"純愛鬼ごっこ"のたどる結末は!?がんばれ!優しいダメ男、この愛だけは見失うな!!直木賞受賞から5年、純度100%・究極の"恋のかくれんぼ"。」
私の弟は音楽関係の仕事をしている為、クラブシーンや、そこでかかっている音楽などについてアドバイスさせていただいたようです。
弟が先生からいただいた本には、弟に向けたサインが書かれており(右写真)、大ファンの私としては羨ましい限りです。
ちなみに、先生が直木賞を受賞された作品“愛の領分”は、なんとテーラー(仕立て職人)が主人公の、大人の恋愛物語です。
2冊ともお勧めですので、是非一度お読み下さい!

MOONBEAM

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今回は、“Harrisons of Edinburgh”の2007年秋冬向け新クオリティーについて、公式アナウンスに先駆けた第一報をこのブログでお届けいたします。
王侯貴族からも愛される高いクオリティーを持つ、バラエティー豊かな服地コレクションで知られるハリソンズですが、近年展開されてきたジャケット地コレクションは、梳毛や紡毛の高級カシミアを用いたもののみで、ビジネスマンがデイリーに着用できるウール系の新しいジャケット服地の登場が待ち望まれていました。
そして来たる2007年秋冬シーズンに向けて、ハリソンズが満を持しておくり出す新クオリティーが、この“MOONBEAM(ムーンビーム・75% Superfine Lambswool & 25% Angora 320gms)”です。
2種の希少なマテリアルから織り上げられるこの服地は、良質なラムズウールの柔らかさと、アンゴラ特有の滑らかな肌ざわりと抜群の保温力の恩恵を受け、着るもの全てを魅了する極上の着心地を生み出します。
デザインも、姉妹ブランド“PORTER & HARDING(ポーター & ハーディング)”のツイード地のようなストイックなカントリーテイストではなく、紳士達のアーバンライフに相応しいエレガントなテイストを持つ色柄の数々が採用されています。
車で例えるなら、ポーター & ハーディングのツイード地がカントリージェントルマンから愛される“LAND ROVER”のオフロード車とすると、このムーンビームは“JAGUAR”のサルーンのような都会的でラグジュアリーな世界観が表現されたジャケット地と言えるでしょう。
現在、本国では全ての反物が織り上がり、世界中の有名テーラー、オーダーショップに向けたバンチが製作中です。

MORNING SUITS FOR MR. JOHN GAUNT

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昨日、エドウィン・ウッドハウスの若き4代目共同経営者(従兄弟同士)の1人、ジョン・ゴント氏が来日しました。
今回は金曜朝までの日本滞在で、2008年春夏シーズンのコレクションについての話し合いが主要任務ですが、時間を見つけてお取引先様へのご挨拶や、市場調査などもできればと思っております。
実は、来月の28日に結婚式を控えている幸せ一杯の同氏。
前回の来日の際に、あるお取引先様にお願いしてあった挙式用のモーニングが出来上がっていたので、昨日ピックアップに伺いました。
一発採寸で仮縫い無しでしたが、素晴らしい出来上がりに本人も大満足。
ちなみに服地は、上着がエドウィン・ウッドハウスの150周年記念限定服地のCELEBRATION(SUPER150'S & CASHMERE)のブラックで、ベストとパンツは2007年秋冬シーズンに新しく日本で展開されるFORMAL COLLECTION(仮称)に収録予定のSUPER120'S礼服地です。
私も挙式とパーティーに招待してもらっているので、当日の模様をこのブログでお伝えできればと思っているのですが、参列者もモーニング着用という格式の高い式の様なので、今から少し緊張しています。(しかも、私は夫婦で招待されていたのですが、諸事情により残念ながら1人での参列なのです...)
挙式は新郎の実家があるヨークシャーの美しい町、ハロゲートにある教会で行われ、その後のパーティーは実家の広大な庭にテントを張ってガーデンパーティー形式で行うそうです。

ITALIAN WINE DAY @ROPPONGI HILLS

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“ジーロ・デ・軽井沢”シリーズの途中ですが、ここで一休みして先週末に六本木ヒルズで行われたイベントについて書かせていただきます。
今季は“プリマヴェーラ・イタリアーナ(日本におけるイタリア 2007・春)”期間中で、様々なイタリア関連のイベントが開催されてきました。
そして、6月2日(土)は“イタリアワインの日”と言う事で“イタリアワイン・デー祭”が行われ、六本木ヒルズにイタリアのピアッツア(広場)が出現しました。(6月2日・3日の2日間)
広場には、ワインバーやワインショップ、ピザやジェラートのショップ、雑貨店など、イタリアの街角に佇む感覚で愉しめるスペースが登場し、多くの人々が訪れました。
広場中央では、パンツェッタ・ジローラモ氏夫人による“イタリア家庭料理セミナー(左上写真)”をはじめとした数々のセミナー、イベントが行われるなど、大人も愉しめる企画が盛りだくさん。
エリア(州)ごとに設けられた“イタリアンワインコーナー(右上写真)”のワインや、プロシュート(生ハム)などを販売する“イタリアンフードコーナー(左下写真)”で購入したフードなどを会場内で早速堪能する人々が多く見かけられました。
私は車で行った為ワインは飲めませんでしたが、おいしいジェラートとエスプレッソでイタリア気分に浸ってきました。
会場内ではイタリア車・バイクの展示も行われ、“ALFA ROMEO”と“DUCATI”のブースが設けられていました。
“ALFA ROMEO”の4台の展示車の中には新しい“SPIDER”もあったのですが、今の私は“159 SPORTWAGON(右下写真)”に惹かれてしまいます。
ワゴンなのにこの格好良さは「さすがアルファ!」ですね。